日記
偶発的毒抜き
2025/9/29
上位者さんへのご相談準備に即取りかかる類のミスを見つけた後の退社。「こんな時間になるはずでは〜」と「お腹空いた〜」から生じた、特に盛り先のない毒気に浸かりつつ駅までの道を歩いていた。私の疲れは外向きの拒絶や攻撃になろうとするから毎度面倒だ。ほんっとうに面倒だ。
改札内に入ると、ホームへ向かう階段手前で知らない人に声をかけられた。いわゆる推しのお誕生日広告の前で写真を撮って欲しいというお二人。電車の時間までには少し余裕があったので承り、2枚ほど撮ってからスマホをお返しした。数秒交わした言葉によると、その広告自体その方がつくられたものらしかった。愛。
別れてから階段を登り始めると、件の毒気はどこかへ行ってしまっていた。自分でも驚いたほど。何が効いたんだろうな? 好きな形のやりとりを一瞬でもできたことか、はたまた声をかけられたことによる半自動外面メーカーとしての快感か。
いずれにせよ、知らない人の好きな人と、好きな人がいる知らない人に感謝である。